住宅火災警報器はどうして設置するの?
どの住宅にも必ず火災警報器の設置が必要です。
これまで日本では、大規模な共同住宅など一部の住宅だけ 設置が義務化されていました。「もう部屋に火災警報器はついています。」という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、戸建住宅や小さなアパートでは、ほとんど取付けられていないのが現状です。
2004年6月に消防法が変わり、市町村の条例で火災警報器の設置場所(少なくとも寝室と、寝室が2階 などの場合は階段にも設置が必要となります。)などが決められました。また、新築住宅は2006年6月1日から義務となり、既存の住宅についても市町村条例にしたがって設置の義務付けられる時期が決まります。これからはどの家にも火災警報器の設置が必要です。
住宅用火災警報器等の効果
平成18年に発生した住宅火災100件あたりの死者発生率を比較すると、住宅用火災警報器が設置されていない住宅火災では7.7人となっています。一方、住宅用火災警報器を設置している住宅火災では2.4人となっています。 住宅用火災警報器が設置されることにより、 死者発生率をおよそ3分の1まで減少することができるのです。